新年を間近に控えて。神社の正しい参拝作法について
- 2015/12/23
- 23:19
あと数日で新年を迎え、初詣に神社へお出かけの方も多いと思います。
ところで、神社の正しいお参りの仕方って知ってますか?
新年を目前に控えた今日は神社の正しいお参りの作法を紹介します。
① 鳥居をくぐり方、参道の歩き方
神社に行ってまず目にするのは「鳥居」です。
鳥居は神様の世界への門ですので、より丁重に、また自身の気を引き締めるためにも、くぐる前に軽く一礼しましょう。
鳥居をくぐると本殿まで参道が続きます。参道の中央は「正中」といい、神様が通る場所ですので、できるだけ正中を避けて歩きましょう。余談ですが、我々神職も「正中」での作法は厳格に決まっていて、できるだけ歩かない、横切るときは軽く会釈します。
② 手水を取りましょう
手水って何!?
神社に参拝する前は、日頃知らず知らずのうちについた穢れを落とし、身を清め清々しい気持ちで神前へ進むために手水をとります。
手水をとる場所を手水舎と言い、水が貯めてあり柄杓(ひしゃく)が用意されています。
手水は川や海に入って行う禊(みそぎ)を簡略化したもので、その作法は以下の通りです。
ここで注意点!! 柄杓ですくった水1杯で5つの所作すべてを行いますので、1杯の水を5回に分けるイメージで使って下さい。
1 右手で柄杓を取って、水をすくい左手にかけて清めます。
2 左手に柄杓を持ちかえて、右手を清めます。
3 再び柄杓を右手に持ちかえ、左の手のひらに水を受け、その水を口にいれてすすぎます。
4 口をすすぎ終えたら、水をもう一度左手にかけて清めます。
5 最後に使った柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わらせるようにして清め、柄杓を元の位置に戻します。
③ 参拝の作法
1 御神前に進み軽く会釈をします。
・神社によりますが、鈴があればここで鳴らしましょう。鈴の音で自らの心を清らかに整えます。
・お賽銭をお供えされる場合はここでお供えします。
お賽銭の入れ方も様々な事が言われていますが、大切な人に贈り物を送る時と同じようなイメージで丁寧に入れましょう。
2 「二拝」を行います。
神前に直立の姿勢から90度に腰を折り2回お辞儀をします。
3 「二拍手」を行います。
胸の前で両手を合わせ2回拍手をし、手を合わせたまま静かに日頃の感謝の気持ちをお伝えし、
その後今年の抱負やお願い事をお祈りします。
※自らがお願いした事、誓いを立てた事には責任を持ちましょう。 その目標に向かって努力する事で初めて神様に願いが通じるのです。
4 「一拝」を行います。
神前に直立の姿勢から90度に腰を折り1回お辞儀をします。
5 最後に軽く会釈をして神前から退きます。
この参拝の仕方が一般的で、神社によっては作法が異なる場合があります(出雲大社では2拝4拍手1拝など)。
鳥居を出てから一礼をし、帰ります。
文章で説明してきましたが、やっぱり動画がわかりやすいので、この動画も合わせて見てください。
今年もあとわずか!!
年の初めはぜひ神社へ参拝し感謝の誠を捧げ、神前に1年の目標を立て、素晴らしい1年にしてください!!
皆様にとって来る平成28年が良き年になりますよう祈念いたします(^◇^)
ところで、神社の正しいお参りの仕方って知ってますか?
新年を目前に控えた今日は神社の正しいお参りの作法を紹介します。
① 鳥居をくぐり方、参道の歩き方
神社に行ってまず目にするのは「鳥居」です。
鳥居は神様の世界への門ですので、より丁重に、また自身の気を引き締めるためにも、くぐる前に軽く一礼しましょう。
鳥居をくぐると本殿まで参道が続きます。参道の中央は「正中」といい、神様が通る場所ですので、できるだけ正中を避けて歩きましょう。余談ですが、我々神職も「正中」での作法は厳格に決まっていて、できるだけ歩かない、横切るときは軽く会釈します。
② 手水を取りましょう
手水って何!?
神社に参拝する前は、日頃知らず知らずのうちについた穢れを落とし、身を清め清々しい気持ちで神前へ進むために手水をとります。
手水をとる場所を手水舎と言い、水が貯めてあり柄杓(ひしゃく)が用意されています。
手水は川や海に入って行う禊(みそぎ)を簡略化したもので、その作法は以下の通りです。
ここで注意点!! 柄杓ですくった水1杯で5つの所作すべてを行いますので、1杯の水を5回に分けるイメージで使って下さい。
1 右手で柄杓を取って、水をすくい左手にかけて清めます。
2 左手に柄杓を持ちかえて、右手を清めます。
3 再び柄杓を右手に持ちかえ、左の手のひらに水を受け、その水を口にいれてすすぎます。
4 口をすすぎ終えたら、水をもう一度左手にかけて清めます。
5 最後に使った柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わらせるようにして清め、柄杓を元の位置に戻します。
③ 参拝の作法
1 御神前に進み軽く会釈をします。
・神社によりますが、鈴があればここで鳴らしましょう。鈴の音で自らの心を清らかに整えます。
・お賽銭をお供えされる場合はここでお供えします。
お賽銭の入れ方も様々な事が言われていますが、大切な人に贈り物を送る時と同じようなイメージで丁寧に入れましょう。
2 「二拝」を行います。
神前に直立の姿勢から90度に腰を折り2回お辞儀をします。
3 「二拍手」を行います。
胸の前で両手を合わせ2回拍手をし、手を合わせたまま静かに日頃の感謝の気持ちをお伝えし、
その後今年の抱負やお願い事をお祈りします。
※自らがお願いした事、誓いを立てた事には責任を持ちましょう。 その目標に向かって努力する事で初めて神様に願いが通じるのです。
4 「一拝」を行います。
神前に直立の姿勢から90度に腰を折り1回お辞儀をします。
5 最後に軽く会釈をして神前から退きます。
この参拝の仕方が一般的で、神社によっては作法が異なる場合があります(出雲大社では2拝4拍手1拝など)。
鳥居を出てから一礼をし、帰ります。
文章で説明してきましたが、やっぱり動画がわかりやすいので、この動画も合わせて見てください。
今年もあとわずか!!
年の初めはぜひ神社へ参拝し感謝の誠を捧げ、神前に1年の目標を立て、素晴らしい1年にしてください!!
皆様にとって来る平成28年が良き年になりますよう祈念いたします(^◇^)